チャートパターン18選 完全解説 — ヘッドアンドショルダーからウェッジまで目標値計算付き

チャートパターンは100年以上の相場の歴史の中で「機能する」と繰り返し確認されてきた価格行動の型です。パターンを認識するだけでなく、目標値の計算・損切り設定・出来高との関係まで理解してはじめて実戦で使えるようになります。

📌 この記事でわかること(18パターン)

  • 天井・底打ちのリバーサルパターン7種
  • トレンド継続のコンティニュエーションパターン6種
  • どちらにも機能するニュートラルパターン5種
  • 各パターンの目標値計算式と損切りの設定方法
  • 出来高との組み合わせで精度を上げる方法

カテゴリ①:リバーサルパターン7種(天井・底打ちのサイン)

1. ヘッドアンドショルダー(Head & Shoulders)

最も信頼性の高いリバーサルパターンの一つ。左肩・頭・右肩の3つの山を形成し、ネックラインを下抜けることで確定します。

  • 確定条件:右肩形成後にネックラインを終値で下抜け
  • 目標値:ネックライン − (頭の高値 − ネックライン)
  • 損切り:右肩の高値の上
  • 出来高:左肩 > 頭 > 右肩(右肩での出来高縮小が信頼度を上げる)
目標値計算の例
頭の高値:155.00 / ネックライン:152.00 / 高さ:3.00円
目標値 = 152.00 − 3.00 = 149.00円

2. 逆ヘッドアンドショルダー(Inverse H&S)

H&Sの底打ち版。左肩・頭(最安値)・右肩を形成後にネックラインを上抜けで確定。

  • 目標値:ネックライン + (ネックライン − 頭の安値)
  • 損切り:右肩の安値の下

3. ダブルトップ(Double Top / M字型)

同水準の2つの山を形成後にネックラインを下抜けるパターン。シンプルで頻出。

  • 確定条件:2つ目の山が1つ目の高値に届かず(または同水準で)反落、ネックラインを下抜け
  • 目標値:ネックライン − (高値 − ネックライン)
  • 損切り:2つ目の山の高値の上

4. ダブルボトム(Double Bottom / W字型)

ダブルトップの逆。2つの谷を形成後にネックライン上抜けで確定。

  • 目標値:ネックライン + (ネックライン − 安値)
  • 損切り:2つ目の谷の安値の下

5. トリプルトップ・トリプルボトム

ダブルトップ/ボトムの変形で、山・谷が3つになったパターン。ダブルより強い抵抗・支持水準を示します。計算方法はダブルと同様。

6. ラウンドトップ・ラウンドボトム(ソーサー)

価格が緩やかに半円を描くように推移するパターン。明確なネックラインがないため、ブレイクポイントの設定が主観的になりやすい。長期チャート(週足・月足)で特に有効。

7. ダイヤモンド(Diamond)

上昇トレンド後に見られる希少なパターン。最初に幅が広がり(ブロードニング)後に収縮(シンメトリカルトライアングル)する形状。ネックライン(最後の安値)を下抜けで確定。

カテゴリ②:コンティニュエーションパターン6種(トレンド継続)

8. フラッグ(Flag)

急上昇(ポール)の後、緩やかに逆方向に調整する「旗」型のパターン。トレンドが強ければ短期間で終わり、ブレイクアウトします。

  • 目標値:ブレイクポイント + ポール(急騰分)の高さ
  • 損切り:フラッグの反対側(下フラッグなら上辺)
  • 出来高:ポール形成時は大、フラッグ形成中は小、ブレイクアウト時は大増

9. ペナント(Pennant)

フラッグに似ているが、調整部分がシンメトリカルトライアングル(対称三角形)になるパターン。フラッグより頻出。目標値・損切りはフラッグと同様。

10. アセンディングトライアングル(上昇三角形)

水平な抵抗線と切り上がる下値支持線が交差するパターン。上方ブレイクが多い(コンティニュエーション)。

  • 目標値:ブレイクポイント + 三角形の最大幅
  • 損切り:直近安値の下

11. ディセンディングトライアングル(下降三角形)

アセンディングの逆。水平な支持線と切り下がる上値抵抗線が交差。下方ブレイクが多い。

12. レクタングル(長方形・ボックス)

水平な支持線と抵抗線の間で価格が推移するボックス相場。ブレイクアウト時の目標値はボックスの高さ分。

13. カップアンドハンドル(Cup & Handle)

ラウンドボトム(カップ)の後に小さな調整(ハンドル)を形成し、抵抗線をブレイクするパターン。上昇幅が大きくなりやすい強力なパターン。

  • 目標値:ブレイクポイント + カップの深さ

カテゴリ③:ニュートラルパターン5種(方向確認が必要)

14. シンメトリカルトライアングル(対称三角形)

高値が切り下がり、安値が切り上がる収束パターン。ブレイクの方向がトレンドの継続を示します。三角形の入口の2/3以降でブレイクが起きやすい。

  • 目標値:ブレイクポイント + 三角形の最大幅
  • 損切り:三角形の反対辺

15. ライジングウェッジ(上昇ウェッジ)

2本の上昇ラインが収束。上昇しているように見えるが、最終的に下方ブレイクするパターン。売りシグナル(下方ブレイク時)

16. フォーリングウェッジ(下降ウェッジ)

2本の下降ラインが収束。下降しているように見えるが、最終的に上方ブレイクするパターン。買いシグナル(上方ブレイク時)

17. ブロードニング(拡大形)

高値が切り上がり、安値が切り下がる拡大パターン。ボラティリティが拡大しており、方向感が出るまで待機するのが賢明。

18. Vボトム・Vトップ

急落後に急反発、または急騰後に急反落するパターン。予測が難しく、確定したあとに追いかけるトレードが基本。出来高の急増が確認できると信頼度が上がります。

チャートパターン活用の3原則

原則①:終値確定でエントリー(ヒゲ抜けを待たない)

ネックラインやブレイクポイントをローソク足のヒゲが超えただけではダマシが多い。必ず終値でブレイクを確認してからエントリーします。

原則②:出来高をコンファメーションに使う

ブレイクアウト時に出来高が増加しているほどシグナルの信頼度が高くなります。FXは出来高が見えにくいですが、MT5のティックボリュームで代替できます。

原則③:リターンムーブ(プルバック)を活用する

ネックラインを下抜けた後、一旦ネックライン付近まで戻ってくること(リターンムーブ)があります。このタイミングが最も低リスクのエントリーポイントです。損切りはネックラインの反対側に設定。

まとめ

この記事のポイント

  • 18パターンは「リバーサル」「コンティニュエーション」「ニュートラル」の3カテゴリで整理
  • 目標値は「パターンの高さ=動きの目安」という共通ルールで計算できる
  • エントリーは終値確定後・損切りはパターンの破綻点の外に設定
  • リターンムーブを待つことで低リスクのエントリーが可能
  • 出来高の増加がブレイクアウトの信頼度を高める

実践口座のおすすめ

手法 業者 理由
チャートパターン+スウィングトレード Axiory(Ultra口座) 低スプレッドでスウィングのコスト最小化
ブレイクアウト戦略(デイトレード) Exness(プロ口座) 即時出金・スプレッド最小
ボーナスでパターントレード練習 XM スタンダード口座 口座開設ボーナス$30で0円スタート

次の記事:FXの資金管理完全ガイド — 1トレードのリスク割合と最適ロット数の計算方法