投資を難しくしている要素に「タイミング」というものがあります。だれだって方向感はわかるんですよ。なんとなく。
上がりそうだな~とか、下がってるように見えるよね。というように
もちろん僕らは感覚的にじゃなく、もっと合理的に上がる理由、下がる理由を定義するのですが、ちょっと勉強しただけでトレードは格段に上手くなる。仕掛けるチャンスが見えてくるんです。
問題なのはタイミングです。仕掛けるポイントが分かっても、早朝だったらどうしますか?寝ぼけてて見逃しちゃいますよね笑。
もしくは、チャンスが来たんだけど、値動きを見ていても微動だにしないから、ちょっと油断してお風呂に入っているスキに動いて行ってしまった、、、なんてことは日常茶飯事です。※僕じゃないですよw一般的に。
いつ起きるかを予想することは、何が起きるかを予想することより、何倍も難しい
フィリップ・フィッシャー
言い得て妙です。とても含蓄のある言葉ですし、僕も常々おなじことを考えています。相場のリズムって誰にも予測できないよね、、、って。
でも、僕らは合理的な根拠を積み重ね、相場の「タイミング」まで精度高く推測することができるんです。「いつ」がわかれば自分のライフスタイルを楽しみながらトレードとも上手く付き合っていけるんじゃないかしら。
それがわからないから、常にチャートのことが気になり、何をするにも上の空。トレードは大変辛くて苦いものになってしまいます。トレードで一日1万円稼ぐのにスマートホンで24時間チャートを監視していたら、そりゃ疲れますよね。
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相場の値動きは予測できてもタイミングが予測できない理由
ちょっとイメージしてみてください。
お笑い番組なんかで、ベルトコンベアから次々出てくるものを、なんらかの判断で取るっていう企画ありますよね?あれって、一番最初に出てきたものを取るのって勇気がいりませんか?次にもっと良いものがでてくるような気がする。でもなかなか出てこなくて、結局期待したものとは違うものを取ってしまったり。取ったあとに期待したものが出てきて「しまった!もうワンテンポ待てばよかった!」ということが往々にしてあります。それが規則的ならまだ考えようもありますよね。
たとえば、10円の次に5円、次に1000円、次に10円、5円、、、と来たら次は1000円じゃないか?と予想は出来る。
それと同じなんですよ。トレードも。
次にどんな波がくるかわからないから早くつかんでしまう。だからもっといいタイミングがあとからやってくる(ように感じる)だけ。規則的じゃないのでリズムに乗れず、タイミングが測れない。
相場がたいてい規則的じゃない理由も明確です。相場の一定数が「ここで買いだよね!ここが売りどきだよね!」と思った時規則性が発生しはじめ、さらなる賛同者を呼び、トレンドが発生する。
でも私達が相場を見ているとき、海外勢は寝てるか休んでいます。だから、全員のタイミングが合うということはなかなかないのです。やっぱりちょっとずれる。
いつ何時でもトレードのチャンス、タイミングを逃さない方法
チャンス(仕掛ける場所)がわかったなら、逃さないための準備をしましょう。
値動きの「リズム」を精密に描くトレードアイデアの立て方
相場の値動きの「リズム」を精密に予測し正確なラインを描くには、リズムを把握するための合理的な根拠、情報を集めればいいのです。
僕らは予言者になりたいわけではないので、”当てにいく”必要はありませんからね笑
リズムを予測する情報を集めて、集めて、「このような値動きになっていく可能性が高い」というラインを描くのです。
そのための情報は、各市場の参加者のカレンダー情報(祝日やイベント)、オプションの情報、ピボットポイントの情報。これだけです。これ以上でもこれ以下でもなく。そしてだれかの有料の情報を買う必要もありません。
例えば、
ドル円を買いたいと思っているとき、日本時間にぐんぐん上昇しているのをあなたが見かけたとします。飛びついて買いたいという衝動を抑え、本日のピボットポイントの上に位置していたら、
「まてよ、、ロンドン時間にピボットポイントまで下がってくるかもしれない。ということはそこが今よりも有利な価格で買える押し目買いのポイントではないか?」
と考えることができれば、値動きの精度をちょっと高めることができます。当たるか当たらないかの問題ではないのです。
もちろんその日のトレードの計画を立てるのはまた別のお話。これらはあくまでも「リズム」を把握するための情報です。
トレードのプロとアマの違いを知ってワンランク上のトレーダーになろう
プロとアマの違いは何でしょうか?あなたがもし「投資のプロですか?」と聞かれたらどう答えるでしょうか?
それでメシを喰っているのがプロですし、経験年数が多いのもプロと呼ばれる要素かもしれません。しかし、投資の世界は経験年数の少ない、しかも兼業のアマチュアであっても大きく稼ぐことはできます。
ですから、稼げているかどうかは関係ないんです。※もちろんぜんぜん稼げないならプロではないですがw
プロとアマの決定的な違いは、「応用力」です。稼ぎにくい環境を認識し、じっくりと待つ、もしくは稼ぎにくいときにこそ基本を応用してチャンスを見つける能力。
アマチュアは稼ぎにくくなったことを認識できず、稼ぎやすかった時と同じふるまいをして自滅してしまいます。コツコツドカンの原因もここにあります。
稼ぎやすいときには基本に忠実に行えば誰でも勝てるのでコツコツ稼げます。環境が変わったことを察知できない、または稼ぎにくくなったときの応用力がないのでせっかくの利益を失ってしまうのですね。
では、「応用力」を身につけるにはどうしたらいいのかしら?
応用力の元となるもの
何を学ぶにしても、応用力を身につけるために必要なものは「正しい演習方法」に基づいたアウトプット(=実践)です。だから、寿司職人になりたければ、寿司屋の大将に弟子入りするのが一番早い。いきなり演習から始められます。寿司の握り方は今やYOUTUBEで学べます。寿司職人のマニュアルもあるでしょう。しかし実際には回転寿司に務めるのが関の山で、寿司屋を開店するには膨大なノウハウが必要なのです。動画やマニュアルで学んで、すぐに実践ができますかね?魚の目利き、良い卸業者とのコネクション、季節によってシャリの炊き方を変えるとか、提供の順番もあります。寿司のマナーをお客さんに教えるなどなどいろんな知識が必要です。
ちなみに、僕のいきつけのお寿司屋さん(日本の寿司百名店の1つ)の大将は、俺んとこに来れば3年で一人前にしてやる!と言ってました笑。そして寿司屋はめちゃくちゃ儲かるそうです。

投資も同じで証券アナリストやファイナンシャルプランナーなど、「頭:あたま」から先に入っちゃた人たちは、だれからも「リアルな実戦」を学ばないまま投資を始めてしまうので、変化に対応できる「応用力」は、なかなか身につかないのではないでしょうか。