朝活、腸活いろんな「活」が流行ってますね。投資熱も高まっているのでトレード活動、つまりトレ活なんてのがあるかなと思いましたらありました。でもよくよく見てみると「トレイン活動」つまり鉄ヲタの活動のことでした。
そうではなくてトレードをマスターするための活動が、「トレ活」ってもんです。実際にお金を儲けるための実学、実践的な知識、技術なのですからぜひみんなにやってもらいたいんですけど、何かを最短で学んで結果を出すためには、脳の使い方がとても重要です。ですからトレ活をするあなたにちょっと注意事項が。
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ツキノワグマは、なぜ筋トレしなくても圧倒的なパワーがあるの?
ツキノワグマはあくまでも例として出しただけで、動物全般的に生まれてすぐ歩きますよね。パンダの赤ちゃんだってあんな小さなカラダで一生懸命お母さんのおっぱいまで辿り着こうとする。人間の赤ちゃんなんてハイハイするにも膨大な時間がかかります。ゴリラやオランウータンも、ジムで筋トレしたわけでもなく、ワークアウトしたわけでもないのにムキムキなカラダですよね。個体差はありますが。キリンやカバたちもとんでもないスピードで走れます。なぜでしょう?
人間は進化の過程で筋力と脳をトレードオフした
動物が筋力を発達させ維持できるのは、自然界で生き伸びるための能力であり当たり前のことです。だからこそ今存在している。では、人間はどうかというと、筋力を維持するためのエネルギーを、脳を発達させることにシフトし類人猿からホモ・サピエンスに進化することを選んだんです。そして文明を築き、天敵に狙われることなく、肉体をそれほど使わなくても集団で分業して生活できるように、アタマを使ってきた。それだけ脳を発達させ、脳を活動させるにはエネルギーが必要だったのです。じっとしててもムキムキなカラダでいたいならサルにでもなってくださいな。
人間は筋力がないのが当たり前。筋力をつけようとしてはいけない。
人間が、動物もですけど、体内で化学合成できるエネルギーは限られています。だから、アタマを使いたいなら筋肉を働かせるエネルギーはなるべく抑えなければいけませんし、人間が無駄に筋力をつけるためには進化の過程を否定することになるからして、いろいろな不具合が出るかもしれないと思いませんか。頭脳と肉体両方を同時に高めていくというのは難しいのです。
もちろん、肉体を極限まで鍛えるのが仕事の人もいるでしょうし、肉体を使う仕事の場合は致し方ないですね。サッカー選手も肉体を酷使しますし、試合の最中は常に脳をフル回転させなければいけない職業です。ですから、練習をとことん重ねて、パターンをカラダに叩き込んでおいて試合の最中になるべく「判断」をしないようにしている。
何かを学ぶ、判断するには脳の通貨が必要
トレ活の話に戻しましょう。トレードを学ぶ、トレードの判断をする、そのためにはエネルギーが必要です。ブドウ糖でしょうか?スクロース(砂糖)?たしかにそれもエネルギーになります。脳にとってのガソリンみたなものですよね。でも、ガソリンだっていきなり火をつけても燃えません。適切な割合で空気と混ざり合わないと燃えない(化学反応)しません。脳も同じでブドウ糖と何かが混ざらないと活動しないんです。
体内ではATP→ADP(アデノシン三リン酸)+Pリン、リン酸という化学反応が起こっており、そのADPがカラダの細胞や脳が活動するためのエネルギー通貨として使われる。一日に生み出せるADPは限られているので、がっつりジムでカラダを追い込んだら、頭のいいあなたなら、どうなっちゃうかわかりますよね。
本来、頭に行っていろいろな判断をする材料になるべき貴重なADPがなくなるってことです。
筋肉バカって言葉あるよね?
これはあながち間違ったことではなく、筋力トレーニングや筋力を維持するためにADPを消費しまくっていると脳に行くエネルギーが少なくなり、判断力が鈍ったり、記憶力が劣って勉強が身につかなかったりすることが起こるので、まあ言葉は悪いけど「バカ」になるよという教訓でもあるんです。感情をコントロールすることができなかったり、大声で騒いだりして声のボリュームもコントロールできない。クロックスなど「楽ちん」なだらしない方を常に選びがちだし、ストレスが溜まって旅行行きた~い!となるのも脳のエネルギー不足。脳のエネルギーが充実していればストレスも自分自身で消化できる機能が備わっているはずなんです。近所迷惑を顧みずバーベキューとか開くのも、あおり運転するのも、モンスター顧客になったり、ネットで炎上にかかわる連中も、脳にエネルギーが行ってない場合が多い。脳みそが筋肉で出来てるっていう揶揄もありますし。
トレ活するならジムでのトレーニングを控えたほうがよい
なにも運動すべてを否定しているわけではないですし、トレードをマスターしてから、ジムのトレーニングをほどほどにするのは健康に良いことです。優先順位があるでしょってこと。学んでいる最中や、マスターしてからもガッツリ筋トレしてムキムキになる必要もないし(肉体労働者じゃないんだから)、かっこいい肉体に憧れるっていうのも虚栄心や、劣等感であったり、またはYOUTUBEに顔出ししたいからというタレント顔負けのボディーメイク。
筋肉を一度つけてしまったら、維持するにもADPはどんどん消費されていきます。若い時なら良いのですが、1才歳をとるごとにADPの生成能力も落ちますし、ADPは蓄えることができません。
トレードに全集中しよう
現代人は、選択肢もたくさんあるし、やることもたくさん、映画も美食も、情報も溢れていてスピードも早い。ただ生きているだけで、目から入ってくる情報が洪水のようになだれ込んできて、脳の判断を強いられている。脳を酷使しているんです。
そんな状態でトレードをしたら判断を誤ること必至。
だから、筋肉もりもりのプロトレーダーは一人もいませんし、プロトレーダーは絶対にあれこれアクティビティを詰め込んだりはしないのです。
脳にいくエネルギーを増やせば、おのづと判断は正しくなりますし修得も早まる。だからトレードが楽しくなる、っていう理屈です。
トレードマイスター3ケ条
・筋トレするな、ジム行くな
・アクティビティを詰め込むな
・すべてのADPをトレードのために使え
さすれば爆益を授かるであろう。
片手間でトレードの世界で行きていこうなんて、考えが甘い。
トレードなんて簡単!なんて言っている若者はいずれ痛い目を見る。