こんにちは、トレードマイスターの新目健治です。
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テクニカルとファンダメンタルズが機能しない相場で行動するための方法
テクニカルが機能しない相場でファンダメンタルズおよび裏ファンダメンタルズを直接トレードに活用して勝率をアップさせる五つの方法があります。これはほぼすべてのトレーダーの勝率を改善する重要なノウハウなのですが一般的には体系化されていない知識になります。
私達は基本的にテクニカルで分析するわけですけれども、テクニカルが機能しない場合もしくはテクニカルで仕掛けようとした場合において確率が低いときはファンダメンタルズ分析を併用します。
ちなみにテクニカル分析において確率が低い場合というのは、1:トレンド方向ではない逆張りの期間、逆行期間に入っている、2:仕掛けようとしているに場所の情報が集まっていない。3:主要国の祝日。または重要なイベント待ちの状態で流動性が格段に低い状態にある。このような相場の状況下において、確率の低さをカバーするためにファンダメンタルズ情報をテクニカルと併用して使います。ファンダメンタル情報というのは自分が仕掛けたい目の前のチャートの外部からチャートに影響を及ぼす情報、しかも数値またはチャートとして目に見える情報のことを言います。私達はそれを”追い風の情報(注1)”と呼んでいます。
つまりは、
このファンダメンタル情報が、我々が仕掛けようとしている方向に作用するならば、それは追い風になるということですね。追い風になるということはリスクが軽減され、勝率が高まるということです。
勝率は分析手法によって違いが出る
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析においての勝率のイメージですけれどもテクニカル分析だけであれば、勝率は50%から65%、それにファンダメンタルズ分析を加えていくとさらに65%ないしは75%から85%までアップするというイメージになります。
これは単なるイメージっていうことではなくて、相場はテクニカルで動いている時期が約6割。ファンダメンタルズ要因が主体で動いている割合が1割から2割と言われていますので、ある意味当たり前なわけですね。純粋にテクニカルだけで分析していると、当然ながらテクニカルで動いている相場つきの時しか勝てないわけなので。しかし、テクニカルでも分析しにくい。さらにはファンダメンタルズ分析をしてもなかなか追い風にならないもしくは追い風向かい風が目まぐるしく入れ替わる。そういう時期もあります。
または、追い風なのにその方向への力学的特徴が出ないときもあります。そういうときはテクニカルであれファンダメンタルズ分析であれ、なかなか勝てない。勝率がくんと下がる時期に入ってきます。
これは毎年あるということではなく、例えば、大統領選挙がある4年に1回とか、戦争が起こりそうとか、そういった特定のイベントが発生したときによく起こります。ですから、なかなか気づきにくいわけですね。これが毎年あるもしくは毎月あるということであれば、皆さん研究対象にするでしょうけれども、数年に1回下手したら10数年に1回、20年に1回という相場の特徴的な動きになるわけですから、なかなかノウハウが蓄積されないわけですね。
ファンダメンタルズを教える講師が少ないワケとは
それに、教える側にとっても教えづらいということがあります。なぜなら戦争の影響もしくは大統領選挙の行方、それは誰にもわからないわけですから、分析しようがないわけですよね。しかも目に見えないですから教えたくても教えられない。また講師の主義主張や先入観が絡んでしまったり、分析に普遍性がないということになります。そのときそのときの講師の主観が入ってしまうことになるわけですね。
そもそも講師がファンダメンタルズを理解していない、そういう塾も往々にしてあります。テクニカルで勝ちやすい時期だけひょっこり出てきてトレードを教えている。常にオープンしていない。そういうへんてこりんな塾もあるわけですね。
ではそういったテクニカルもファンダメンタルズも機能しない時期は我々は指をくわえて見ていなければならないのでしょうか?トレードを諦めなければいけないのでしょうか?様子見をしなければいけないのでしょうか?それは違います。
ファンダメンタルズを直接動かしている要因を知りトレードに生かす。
ファンダメンタルズを裏で動かしている要因は、文字通り裏ファンダメンタルズ。私達はReverseFundamentals(リバース・ファンダメンタルズ)と呼んでいます。
それはファンダメンタルズのさらに裏ですから当然目に見えません。ファンダメンタルズ(追い風情報)のように他のチャートを見れば視覚的にわかるというものでもありません。ではどのように分析すればいいのか。その分析の手順ステップは以下の五つです。むしろそれだけでいいとも言えます。
Step1:1つ目はクリティカルなニュースを常にチェック。
我々はトレードする際、毎日様々なニュースを必ず目にしているはずです。その中でチャートに影響する重要なニュースだけ。自分の知識のために保管しておくのですね。ここで重要なポイントは三つ。ニュースは相場観にバイアスがかかりトレードに悪影響を及ぼすからを全く見ないというトレーダーがおります。しかし意図的に情報を遮断するのは絶対に避けたほうがよいでしょう。だからといって有料のニュースや経済アナリストのレポートを買うのもよくありません。
収集したニュースに対して主観が入ってしまっては駄目、とにかくニュートラルな気持ちで情報を収集いたします。ありとあらゆるニュースを全部収集しては駄目です。とにかくクリティカルなニュースのみ収集します。ではどのようなニュースがクリティカルなものか気になりますよね。やはりファンダメンタルズに関わる影響のあるニュースです。例えば、ビットコインという投資銘柄に影響するニュース、ビットコインを規制するとか禁止するというニュースが該当するでしょう。
あとは原油のニュース、サウジアラビアがOPECの減産に反対しているとか。あとは当然ながら戦争のニュース。こういったものを無味乾燥に集めておきます。集めるためには何かしらツールが必要です。ツールといっても手書きのメモ帳やノートでも構いません。ただ、我々は合理的にスマホのアプリもしくはデスクトップツール、そういったものを使いましょう。
おすすめは以下の2つです。

次に、おすすめはEvernote。

もちろん皆さんの気に入った情報収集ツールを使っても構いませんけれども、有料のツールは使わないようにしてください。無料で十分です。
Step2:二つ目のポイントは要人発言
裏ファンダメンタルズ要因が強いとき、その裏ファンダメンタルズを動かしたい人が発言をし始めます。では要人とは誰か。それは決まっています。その国の首相、その国の中央銀行の総裁ないしは副総裁、政治の主要な人物。これらを押さえておけば大丈夫です。人数的にそんなに多くはありません。5人ないしは十人に満たないぐらいですから覚えるのはたやすいでしょう。
その中央人物を一覧にしてくださっているサイトがあります。
ゴゴヴィーというサイトです。下記に掲載しておきます。
ゴゴヴィー
この幼児発言も気をつけるべき点があります。
ここでも主観中の主観を入れないようにしましょう。無味乾燥に
集める必要があります。
集めて記憶にとどめるのではなく、必ずツールに保管しておいてください。
Step3:三つ目のポイントは投機マネーの動き。
当然ながら相場に得体の知れない動き、ファンダメンタルズテクニカルでは分析できない動きがあるなら投機マネーは、我々の知らない我々が手がけていない、どこかに移動しようとしているはずです。普段は見ませんけれども、このような状況にある場合は見なければいけません。
それは下記の四つです。
ビットコイン仮想通貨。
投資信託。
オプション
マイナークロス通貨。
株式や米国債、原油・金、そういったものは普段から見ていますしそれはファンダメンタルズ要因。裏ファンダメンタルズ要因が強い場合はそれ以外のものに投機マネーが急速に集まっているということになります。
Step4:四つ目のポイント。裏社会の投稿またはニュース有識者の解釈
そういったものもチェックいたします。これも簡単です。これも要人発言と似たようなものですけれども、裏の重要人物の発言もしくは裏の重要人物の行動、そういったものをチェックする必要があります。これもそんなに数えるほどの人数はいませんが、裏の行動というのは有料です。無料では絶対に手に入りません。ただし、そんなに高いものではありませんし、私達のコミュニティでは、私が常に裏社会の動向をチェックし、皆さんにお伝えしていますので、あなたが苦労して手に入れる必要はありません。この情報は解釈が必要です。この情報に対して今後どうなっていくか。どこにどのような影響が噴出してくる可能性があるのか。彼らは何をしようとしているのか。これは目の前に起こっていることや彼らの表面的行動を見ても真意は見えてきません。有識者の見解を知る必要があります。それが有料だということですね。
Step5:五つ目のステップは政治的な動き。
これも無料で手に入るニュース的な情報です。例えばコロナが起こった。それに対する政府の対応。ウクライナとロシアが戦争になった、それに対する各国の政府の対応、それぞれ違います。これは無料で手に入る情報です。
これに先ほどの裏社会の投稿、それを掛け合わせると、我々おのずと我々の行動にどのような影響があるのか。浮かび上がってくるわけですね。
いざ実践。具体的事例を見ていきましょう。

直近のポンドフランの動きです。これは先ほどお伝えしたチェックポイント3番目、投機マネーの動きになりますけれども、急激に動いています。これらは普段動かない通貨ですけれども、急激に動いている投機マネーが流れ込んでいるということは、裏ファンダメンタルズが強い時期ということになります。投機的な動きが強い。理由はわかっていました。ではなぜ分かったかというと、ステップ2でお伝えした要人発言を収集していたからなのです。
スイス中央銀行の総裁がスイスフランの介入を強く行うという発言がありましたし、対ユーロ以外でも介入をするという発言がありましたので、この投機マネーの動きを裏付ける要人発言ということになり、我々はスイスが介入する方向、つまりスイスフランの売り方向に攻めていればいいということになります。
スイスフランの売り方向がファンダメンタルズ的要因(追い風情報)として影響する先は、円の売り方向でもありますので、ドル円にとっては買い方向に攻めればいいということになるわけですね。
まとめ
テクニカル主体でトレードしているトレーダーは、テクニカル主体で動いている相場状況下で稼ぐしかないため平均的な勝率は50~65%にとどまる。
ファンダメンタルズ分析を正しく併用した場合、平均的な勝率は65~75%に上昇する。さらに裏ファンダメンタルズ分析
裏ファンダメンタルズ分析は日々の情報収集がベースになるため、その作業を怠ると活用できない。また裏ファンダメンタルズは主観や主義主張が入りやすいため教える人がいない。裏ファンダメンタルズは国際情勢とも言えるが、国際情勢を語れる人はいるけれども、直接トレードに活かすノウハウは持っていない。
裏ファンダメンタルズ分析は難しくありません。
作業時間もかかりません。ただ、普段から無味乾燥な情報収集の蓄積が必要ということになりますので、急に分析しようと思っても無理です。ですから、トレードマイスターではファンダメンタルズをモジュール(教材)として提供しています。
このモジュールでは、ファンダメンタルズと裏ファンダメンタルズをトレードに活用するノウハウをお伝えしています。
※注1・・・追い風の情報とは米国債、コモディティ、株式、相関性のある通貨などの値動きのこと。